2016年04月29日
Varan camo uniform ウクライナ軍Varan迷彩野戦服
ウクライナ空挺部隊にて採用されたVaran迷彩の野戦服となります。
VaranはP1G-tacが開発した汎用迷彩柄となります。
ウクライナ語で"ВАРАН(Varan)"とは、"オオトカゲ"のことで、P1G-tacが春夏秋冬あらゆる状況で使用できる汎用迷彩として2014年に発表した迷彩で、草原地帯での使用に特化したJABAと違い、全世界あらゆる環境に対応していることを売りとしています。

P1G-tac公式サイトに載っているVaran迷彩の対応地域。北極圏を除くあらゆる地域で使えることをアピールしてます。
2015年の独立記念日のパレードでは空挺部隊と海軍歩兵がこの迷彩服を着て行進しました。


空挺及び海軍歩兵
また国防省による新ユニフォーム選定にも同迷彩服は登場しています。

おまけ。同じく汎用迷彩として開発されたCombat СпН社のプレデター迷彩と比較。
上がプレデター、下がVaranです。似てるっちゃ似てますね。
プレデターは内務省、国家親衛隊部隊で使用されています。
はたしてこの迷彩がウクライナ軍の基本的な迷彩になるのか、それとも一時の登場で終わるのか、今後に注目ですね。
※追記、2021年現在空挺にて採用された迷彩ですが、着用している例は殆ど見られなくなりました。

2016年04月25日
Georgian army MARPAT camo vest ジョージア軍MARPATベスト


グルジア軍で使用されていたMARPAT迷彩のベストを入手しました。
タグ等はありませんので、正式な名称等は不明です。
グルジア軍は現在マルチカムを採用していますが、それ以前、MARPATを使用していた時代に使われていたベストとなります。
デザインはTAC-V1ベストとほぼ同一になりますが、背面MOLLEが特徴的です。
使用例




また、このベスト、私物としてウクライナ側グルジア人義勇兵が持ち込んで使用している例があります。



2018年にシリアで撮られた写真です。ロシア人がこのベストを着用しています。
2016年04月25日
Georgian army PASGT helmet ジョージア軍PASGTヘルメット


グルジア軍のPASGTヘルメットです。
通常の米国VerのPASGTヘルメットと平行して、MARPAT期から現在に至るまで使用されているヘルメットです。
とはいえグルジア軍では多種多様なPASGTタイプヘルメットが使用されているようです。
今回入手したものにはMARPATのヘルメットカバーが付属していました。
タグや刻印等はシールが剥がされた跡がある以外一切記載がありませんでした。聞いた話だと、グルジア軍の装備品にはタグ等が付いていないことが多いみたいですね。



使用例です。一枚目は陸軍第4旅団、恐らく2008年頃の写真だと思います。2枚目はISAFアフガニスタン派遣ですね。3枚目は2011年、国内での演習の写真だと思いますが、詳細は失念しました...
グルジア軍と聞くと誰もが思い浮かべるのが2008年の南オセチア紛争だと思いますので、南オセチア紛争での使用例を。

南オセチア紛争中、攻撃の拠点となったゴリを当時の国防相Davit Kezerasjviliが視察したときの写真とのこと。

こちらはグルジア軍ではなくロシア軍、鹵獲したと思われる同ヘルメットを被っています。

米軍のPASGTヘルメットと比べてみます。並べるとネジ等に相違があります。

インナーです。グルジアPASGTは、米軍PASGTというよりは英国のRBR F6ヘルメットのようなインナーをしています。