2016年11月29日
Georgian army MARPAT uniform / ジョージア軍MARPAT野戦服

ジョージア軍が2010年頃まで使用していたMARPAT迷彩の野戦服です。
米国海兵隊のMARPATと比べて、ドットが大きい感じがします。
裁断は米国陸軍のACUと同型。今回入手したモデルはグルジアMARPAT野戦服の中でも南オセチア戦争後の2009~10年頃に登場した最後期モデルで、袖ポケットに大型ベルクロベースが配置されています。
それ以前の野戦服は裁断こそACUと同型ですが、袖にベルクロベースが配置されていない、もしくは部隊章と同じ大きさの小さなベルクロベースが配置されていました。
グルジア軍は2010年に迷彩パターンをMARPATからマルチカムに移行したため、この最後期モデルは使用例がかなり限定されるモデルとなっています。


最後期モデルの使用例、2枚目の写真は内務省です。
内務省では軍がマルチカムを採用した後もしばらくMARPATを使用していたため、このモデルの使用例もそれなりにあるようです。

ベルクロベースを外し、一般的に使われている大型ベルクロベース無しモデルに改造しました。
2008年の南オセチア紛争時にはベルクロベース無しのモデルが使われていましたので...




2016年10月09日
MARPAT interceptor body armor MARPAT迷彩IBA

2007~2010年頃のグルジア軍が使用していた、MARPAT迷彩のインターセプターボディアーマーを入手しました。
南オセチア紛争でロシア軍と戦闘を行った部隊の使用していたボディアーマーですので、南オセチア紛争時の写真ではよく登場します。
生産は中国、南京カマン技術工業株式会社、グルジアのB&H SSBI社と提携し納入していたようです。現在では国産に切り替えていますが、この頃のグルジア軍の装備は中国製でした。
デザインとしては前期型のインターセプターボディアーマーと同じです。MARPATのインターセプターは、本家point blank製インターセプターでは用意されていないので、特徴的なアイテムだと思います。

タグです。
今回入手したものは2007年8月製、サイズはMでした。




2016年07月16日
Georgian army multicam vest ジョージア軍マルチカム迷彩ベスト


グルジア軍官給のタクティカルベストです。
このベストはグルジア軍がMARPATからマルチカムに以降したのと同時期に採用されたと思われ、2010年頃の歩兵部隊で広く使われています。
現在では一線部隊では新アーマーやプレートキャリアが採用されたためほぼ使用されてはいませんが、式典や2線級部隊で使用されています。
今回入手したものは比較的使用例をよくみかけるタイプとは異なり、左肩部分に無線機ポーチが無いモデルとなります。

<無線機ポーチ付きモデル>
この微妙な仕様違いについて、製造年代によるものなのかモデル違いなのかはわかりませんが、どちらも納入され配備はされているようです。
<使用例>




2016年06月27日
Georgian army multicam uniform ジョージア軍マルチカム迷彩野戦服
グルジア軍のマルチカム野戦服です。


グルジア軍では2009年頃に迷彩服が従来のMARPATからマルチカムに更新されており、現在ではほぼマルチカムに統一されています。
生産メーカーはグルジアのメーカーDEMETRE96で、もちろんグルジア製。
以前のMARPAT迷彩服や、イラク派遣で使用していた3C迷彩服等は海外製だったようですが、マルチカムは国内生産されているようです。
裁断は複数存在するようですが、今回入手したものは米国のACU裁断と同型となっていますが、階級章を取り付けるベルクロがかなり下に付いているのが特徴的です。
タグには米国式とロシア式のサイズが併記されているほか、製造メーカー名とMinistry of Defence(国防省)と記載されています。
使用例






グルジア軍では2009年頃に迷彩服が従来のMARPATからマルチカムに更新されており、現在ではほぼマルチカムに統一されています。
生産メーカーはグルジアのメーカーDEMETRE96で、もちろんグルジア製。
以前のMARPAT迷彩服や、イラク派遣で使用していた3C迷彩服等は海外製だったようですが、マルチカムは国内生産されているようです。
裁断は複数存在するようですが、今回入手したものは米国のACU裁断と同型となっていますが、階級章を取り付けるベルクロがかなり下に付いているのが特徴的です。
タグには米国式とロシア式のサイズが併記されているほか、製造メーカー名とMinistry of Defence(国防省)と記載されています。
使用例




2016年04月25日
Georgian army MARPAT camo vest ジョージア軍MARPATベスト


グルジア軍で使用されていたMARPAT迷彩のベストを入手しました。
タグ等はありませんので、正式な名称等は不明です。
グルジア軍は現在マルチカムを採用していますが、それ以前、MARPATを使用していた時代に使われていたベストとなります。
デザインはTAC-V1ベストとほぼ同一になりますが、背面MOLLEが特徴的です。
使用例




また、このベスト、私物としてウクライナ側グルジア人義勇兵が持ち込んで使用している例があります。



2018年にシリアで撮られた写真です。ロシア人がこのベストを着用しています。
2016年04月25日
Georgian army PASGT helmet ジョージア軍PASGTヘルメット


グルジア軍のPASGTヘルメットです。
通常の米国VerのPASGTヘルメットと平行して、MARPAT期から現在に至るまで使用されているヘルメットです。
とはいえグルジア軍では多種多様なPASGTタイプヘルメットが使用されているようです。
今回入手したものにはMARPATのヘルメットカバーが付属していました。
タグや刻印等はシールが剥がされた跡がある以外一切記載がありませんでした。聞いた話だと、グルジア軍の装備品にはタグ等が付いていないことが多いみたいですね。



使用例です。一枚目は陸軍第4旅団、恐らく2008年頃の写真だと思います。2枚目はISAFアフガニスタン派遣ですね。3枚目は2011年、国内での演習の写真だと思いますが、詳細は失念しました...
グルジア軍と聞くと誰もが思い浮かべるのが2008年の南オセチア紛争だと思いますので、南オセチア紛争での使用例を。

南オセチア紛争中、攻撃の拠点となったゴリを当時の国防相Davit Kezerasjviliが視察したときの写真とのこと。

こちらはグルジア軍ではなくロシア軍、鹵獲したと思われる同ヘルメットを被っています。

米軍のPASGTヘルメットと比べてみます。並べるとネジ等に相違があります。

インナーです。グルジアPASGTは、米軍PASGTというよりは英国のRBR F6ヘルメットのようなインナーをしています。